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周囲の結婚ラッシュに焦りつつも、どうしても気持ちが動かなかった時期の記録

数年前から、周りの友人たちの結婚ラッシュが始まりました。毎週末のように誰かの結婚式の招待状が届き、SNSを開けば幸せそうな夫婦の笑顔ばかり。正直なところ、そんな状況を目の当たりにするたびに、胸の奥で「このままでいいのか?」という漠然とした焦りが募っていきました。

友人たちの「おめでとう」の先にあった漠然とした不安

「〇〇、結婚おめでとう!」

つい先日も、大学時代からの親友の結婚式に出席しました。会場は華やかで、新郎新婦は最高の笑顔。友人たちと肩を組み、「感動したな!」「お幸せにな!」と口々に祝福の言葉を贈りました。その場にいる間は、心から友人の幸せを願っていました。

披露宴の途中、同窓の友人たちと談笑していると、一人がふと私に言いました。「おい、〇〇もそろそろだろ? 次はお前の番だな!」その瞬間、私の心臓はドキン、と跳ねました。笑顔で「いやいや、まだまだだよ」と返しましたが、内心では「ああ、やっぱりそう思うよな…」という複雑な気持ちが渦巻いていました。

周りはどんどん結婚していくのに、どうして私は誰かを本気で好きになることも、未来を真剣に考えることもできないんだろう。どこか他人事のような感覚が拭えない自分が、情けなくも思えました。

「どうして私は焦るのに、気持ちが動かないんだろう」内心の葛藤

結婚式から帰り、一人暮らしの部屋でボーッと天井を見上げていました。友人たちの幸せそうな顔が頭をよぎるたび、なんとも言えない孤独感が襲ってきます。

「本当に、このままでいいのか?」

焦燥感に駆られ、マッチングアプリに登録してみたこともありました。プロフィールを真剣に考え、何人かとメッセージをやり取りし、実際に会ってみたことも何度かあります。でも、結局のところ、どの出会いも「なんか違うな」で終わってしまいました。相手に非があるわけではありません。ただ、私の心が、どうしても前に進もうとしなかったのです。

実家に帰れば、母親がいつも心配そうに尋ねます。「〇〇ちゃんは、いつになったら結婚するの? もう32歳でしょ?」優しい声の中に含まれる期待と不安が、私には重くのしかかりました。でも、「うん、分かってるよ」としか言えませんでした。だって、本当にどうしたらいいか、自分でも分からなかったからです。

POINT

  • 社会的な期待と自身の感情のギャップに苦しんでいた
  • 焦燥感から行動するも、心はついてこなかった
  • 親の言葉がさらにプレッシャーとなっていた

答えが見つからなかった日々をどう過ごしたか

そんな毎日の中で、私は無理に「結婚しなきゃ」という気持ちを押し殺すことにしました。婚活を一時中断し、自分の好きなことに時間を費やすようになったのです。

平日は仕事に没頭し、休日は趣味のカフェ巡りや映画鑑賞、友人とフットサルを楽しむ時間が増えました。特に、カフェで本を読んだり、映画の世界に没頭したりする時間は、誰にも邪魔されない自分だけの空間で、心がとても落ち着きました。

無理に誰かを探すよりも、今の自分を充実させる方がずっと健康的だ。そう言い聞かせていました。

周りの友人が次々と家庭を築いていく中で、自分だけが独身でいることへの小さな劣等感は常にありました。しかし、それは「結婚できない」というよりも、「今は結婚したくない」という自分の本音が少しずつ明確になっていく過程でもあったように思います。

ある日、ふと気づいた「これでいい」という感覚

ある日のことです。いつものように一人でカフェで本を読んでいると、隣の席から楽しそうな話し声が聞こえてきました。よく見ると、大学時代のサークルの後輩カップルです。彼らは婚約したばかりで、指輪を見せ合いながら今後のライフプランを語り合っていました。

その幸せそうな二人の姿を見て、なぜか以前のような焦燥感は湧いてきませんでした。むしろ、「ああ、いいなぁ」と純粋に祝福する気持ちになれたのです。

その時、私の心にスーッと一つの考えが流れ込んできました。「結婚は、したい時に、したい相手とすればいいんだ」という、あまりにも当たり前でシンプルなことでした。他人のペースに流され、自分の気持ちを無視してまで急ぐ必要なんて、どこにもない。そう思えた途端、長らく胸の奥に引っかかっていた重しが取れたような感覚に襲われました。

それ以来、友人から結婚の話題を振られても、親から「良い人いないの?」と聞かれても、以前のように気まずい思いをすることはなくなりました。もちろん、全く気にしなくなったわけではありませんが、「私の人生だもの、私のタイミングで進めばいい」と、心からそう思えるようになったのです。

最後に

今回お話した私の体験は、あくまで私個人の気持ちの変化の記録です。もちろん、周囲の結婚ラッシュに焦りを感じ、それが原動力となって素敵な出会いを掴む方もいらっしゃるでしょうし、それが悪いことだとは全く思いません。

ただ、もし私と同じように、周囲の期待と自分の気持ちのギャップに悩んでいる方がいらっしゃったら、一度立ち止まって、ご自身の「本当の気持ち」と向き合ってみる時間を作ることも大切かもしれません。焦らなくても、きっと自分にとって一番良いタイミングが、いつか訪れるはずだと、私は信じています。

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