
「電子レンジ消毒、いつの間にかNGになってる?」
と、最近のベビー用品売り場で戸惑ったことはありませんか?
これまで当たり前だったはずなのに、突然表示が変わっていて、どの情報を信じればいいか分からず不安になりますよね。
この記事では、「電子レンジ禁止」の表記がなぜ増えているのか、その背景にあるメーカーの意図をわかりやすく解説します。
結論から言えば、電子レンジは食品の加熱や調理以外への使用を禁止しており、もっと安全に消毒するための配慮が背景にあります。
この記事を読めば、「ウチの哺乳瓶はもう使えないの?」「結局どの消毒方法が一番安全なの?」といった疑問が解決します。
最新のメーカー対応から、あなたにぴったりの消毒方法まで、専門的な視点とわかりやすい解説で、日々の育児に安心をプラスします。
正しい知識と最適な方法を知って、安心して赤ちゃんの哺乳瓶を消毒しましょう。
目次
電子レンジ消毒が禁止に?その理由とは?
哺乳瓶をそのまま電子レンジにかけるのは絶対にNG!
「電子レンジでの消毒が禁止」という話を聞いて、驚いた方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、哺乳瓶の電子レンジを用いた消毒は危険性が伴う場合があり基本的にやめた方がより安全です。
電子レンジは、マイクロ波という電波を当てて、食品に含まれる水の分子を振動させることで熱を発生させます。
哺乳瓶の素材によっては、耐熱温度を超える熱が加わり、変形したり溶けたりする恐れがあるのです。
また、哺乳瓶の中の液体が急に沸騰し、吹きこぼれて火傷につながる可能性もあります。
特に、電子レンジのマイクロ波は均一に当たらないため、熱くなりすぎる部分とそうでない部分が出てくることも危険な理由の一つです。
哺乳瓶を安全に消毒するためには、専用の器具を使うなど、正しい方法を選ぶことが大切です。
哺乳瓶の電子レンジ消毒が「不可」になった背景と時期
「電子レンジ消毒不可」という表記変更の動きは、主にベビー用品メーカーのピジョンから始まりました。
- いつから変更されたの?
2023年2月に、ピジョン公式サイトで「電子レンジ消毒不可へ表示変更」のお知らせが発表されました。
その後、2024年2月頃から、商品パッケージや取扱説明書の表記が「〇(可能)」から「×(不可)」へと順次変更されています。
- なぜ変更されたの?
この変更の背景には、主に以下の2つの理由があります。
- 日本電機工業会の注意喚起:電子レンジは「食品以外の加熱に使用しないように」という指針が出されたためです。
- 誤使用による事故防止:水を入れ忘れるといった人為的なミスによる、哺乳瓶の破損や火傷といった事故を防ぐためです。
つまり、より安全に哺乳瓶をお使いいただくためのメーカーの配慮なのです。
哺乳瓶の消毒はどれが安心?最新事情と正しい消毒法
今まで使っていた哺乳瓶はどうすればいい?
表示が「レンジ〇」となっている商品については、加熱条件や水の量を守れば引き続き電子レンジでの消毒は可能です。
ただし、今後は以下の方法に切り替えるのが安心です。
- 煮沸消毒:鍋でお湯を沸かし、哺乳瓶を入れて煮沸する方法です。
- 薬液消毒:専用の消毒液に哺乳瓶を漬けておく方法です。
- スチーム消毒(電子レンジを使わない専用機器):電気でスチームを発生させて消毒する方法です。
他メーカーの対応は?メーカー別の対応を比較
ピジョン以外のベビー用品メーカーは、哺乳瓶の電子レンジ消毒について以下のように様々な対応をしていますが、今後各社ともに電子レンジ消毒を禁止する動きが出てくるかもしれません。
以下は2025年8月時点の情報です。
- コンビ(Combi):電子レンジ消毒を引き続き推奨しています。
- ビーンスターク:ガラス製の哺乳瓶は電子レンジ消毒が可能ですが、トライタン製の哺乳瓶は不可としています。
- チュチュベビー:専用の容器を使えば、電子レンジ消毒が可能です。
あなたにぴったりの消毒法を見つけよう
それぞれの消毒方法には、メリットとデメリットがあります。
あなたの生活スタイルに合わせて、ぴったりの方法を見つけましょう。
消毒方法 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
煮沸消毒 | 特別な道具が不要。確実な消毒方法。 | 火のそばを離れられない。熱くなるため冷めるのを待つ必要がある。 | 費用をかけたくない方、時間に余裕がある方 |
薬液消毒 | 哺乳瓶を漬けておくだけで手間いらず。まとめて消毒が可能。 | 消毒液の匂いが気になる場合がある。専用の容器が必要。 | 手間をかけたくない方、複数の哺乳瓶を消毒したい方 |
スチーム消毒 | 短時間で消毒が完了。火を使わないので安全。 | 専用の機器が必要。 | 忙しい方、安全性を重視する方 |
個人的にはスチーム消毒が、短時間かつ安全という面を両立できるのでおすすめです。
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この記事を参考に、あなたと赤ちゃんに合った安心できる消毒方法を選んでみてください。