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母乳を長く飲んだ子の気になる特徴!【体が強く賢くなるは本当?】

母乳育児をしていると、『長く続けると体が強くなる』『賢い子になる』なんてウワサを耳にしませんか?

わが子のために…と思いつつも、『それって本当なのかな?』と気になりますよね。

この記事を読めば、そんな母乳育児にまつわる様々な疑問がスッキリ解決します。

巷でささやかれるウワサの真相を、医学的な情報や専門機関の見解を基に、分かりやすく解説していきます。

「体は丈夫になる?」「賢くなる?」「虫歯になりやすい?」といった気になる特徴から、多くのママが悩む「いつまで続けるべきか」という疑問まで、あなたの母乳育児への不安を解消し、自信を持ってわが子と向き合うためのお手伝いをします。

長く母乳を飲んだ子の特徴!気になるウワサは本当?

「母乳で育てると、体が強くなるって本当?」

「長く飲んでいると、賢くなるって聞くけど…」

母乳育児をしていると、こうしたウワサを耳にすることがありますよね。わが子のためにと頑張るママにとって、気になる情報ではないでしょうか。

この記事では、母乳を長く続けることでお子さんにどのような特徴が見られるのか、医学的な情報や専門機関の見解を交えながら、皆さんの気になる疑問に一つひとつ丁寧にお答えしていきます。

母乳育児の期間で悩んでいるママも、ぜひ参考にしてください。

長く母乳を飲むと体が丈夫になるって本当?

はい、母乳育児が赤ちゃんの体を感染症などから守り、丈夫な体づくりの手助けになる可能性は高いと言えます。

その秘密は、母乳に含まれる特別な成分にあります。母乳には、赤ちゃんを病原菌から守るための「免疫グロブリンA(IgA)」や「ラクトフェリン」といった免疫物質が豊富に含まれているのです。

これらは、まだ免疫機能が未熟な赤ちゃんの体を守る、いわば「天然のワクチン」のような働きをしてくれます。

実際に、母乳で育った赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんと比べて、

  • 風邪や気管支炎などの呼吸器の病気
  • 下痢や嘔吐を引き起こす胃腸炎
  • 中耳炎

などにかかりにくいという研究結果が報告されています。

(引用元:世界保健機関(WHO), 厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」)

もちろん、母乳を飲んでいれば絶対に病気にならないというわけではありません。

しかし、母乳に含まれる免疫物質が、赤ちゃんの健康を力強くサポートしてくれることは確かです。お子さんの健やかな成長の土台作りの一つとして、大きな役割を果たしていると言えるでしょう。

長く母乳を飲むと賢くなるって本当?

「母乳を長く飲むと必ず賢くなる」と断言はできませんが、脳の発達に良い影響を与える可能性があると考えられています。

母乳には、脳の神経細胞の発達に欠かせないと言われる「DHA(ドコサヘキサエン酸)」や「アラキドン酸」といった脂肪酸が含まれています。

これらの成分は、思考力や記憶力をつかさどる脳の成長を助ける働きがあるため、「母乳は賢さにつながる」と言われる理由の一つになっています。

いくつかの研究で、母乳で育った子どもは、人工乳で育った子どもに比べて知能指数(IQ)がわずかに高い傾向がある、という報告もあります。

しかし、子どもの知的な発達には、

  • パパやママとの会話やふれあい
  • 絵本の読み聞かせ
  • さまざまな遊びの経験

といった周りの環境が非常に大きく影響します。

ですから、母乳育児「だけ」が賢さの理由と考えるのは少し早いかもしれません。

母乳をあげながら優しく語りかける、その親子のふれあいの時間こそが、お子さんの心と知能を育む上でとても大切なのです。

母乳が脳の発達に良い成分を含んでいるのは事実です。

しかしそれ以上に、授乳を通したママとの温かいコミュニケーションが、子どもの知的好奇心や安心感を育み、結果として「学ぶ力」につながっていくのかもしれません。

長く母乳を飲むと虫歯になりやすいって本当?

いいえ、母乳そのものが虫歯の直接的な原因になるわけではありません。

しかし、授乳の仕方やその後のケアを怠ると、虫歯のリスクを高めてしまうことがあります。

母乳にも糖分(乳糖)は含まれていますが、お菓子などに含まれる砂糖(ショ糖)に比べて、虫歯菌が酸を作り出しにくい性質を持っています。

問題となるのは、授乳の仕方です。特に、歯が生えてきてからの「だらだら飲み」や「寝かしつけの添い乳」は注意が必要です。

具体的には、

  • 夜中に何度も授乳する
  • 授乳したまま眠ってしまい、口の中に母乳が長時間とどまる

このような状況が続くと、お口の中が酸性の状態になり、虫歯になりやすい環境が作られてしまいます。

(引用元:日本小児歯科学会)

母乳育児を続けながら虫歯を予防するためには、以下のケアがとても重要です。

  • 歯が生え始めたら授乳後や寝る前にケアをする:濡らしたガーゼで歯の表面を優しく拭ってあげましょう。
  • だらだらと飲ませ続けない:授乳時間をある程度決めるなど、メリハリをつけることが大切です。
  • 寝る前の歯磨きを習慣にする:歯ブラシに慣れてきたら、寝る前の仕上げ磨きを徹底しましょう。

母乳が悪いのではなく、授乳後のひと手間がお子さんの歯を守ります。正しい知識でしっかりケアをしていきましょう。

母乳育児はいつまで続けるのがいいの?

「いったい、いつまで母乳を続けるのがベストなんだろう?」

これは、多くのママが一度は悩むテーマではないでしょうか。

周りの子の卒乳話を聞いて焦ったり、いつやめるべきか分からなくなったりすることもあるかもしれません。

ここでは、母乳をいつまで続けるか、その「やめどき」について考えていきましょう。大切なのは、周りと比べるのではなく、あなたと赤ちゃんのペースを見つけることです。

赤ちゃんにもママにもベストなタイミングは?

母乳育児を終える時期に「何歳何か月まで」という医学的な決まりはありません。

世界保健機関(WHO)は、生後6か月まで母乳のみで育て、その後は他の食べ物と組み合わせながら2歳かそれ以上まで続けることを推奨しています。

しかし、これはあくまで世界的な目標であり、一番大切なのは【赤ちゃんとママ、双方にとって無理のないタイミング】です。

母乳育児は、赤ちゃんの栄養面だけでなく、ママと赤ちゃんの心をつなぐ大切な時間です。

しかし、ママの体調や仕事の都合、精神的な負担など、続けることがつらくなる場合もあります。

ママが笑顔でいられなければ、その不安は赤ちゃんにも伝わってしまいます。

卒乳を考えるタイミングのサインとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 赤ちゃん側のサイン
    • 離乳食を1日3回、しっかり食べられるようになった
    • コップやストローで上手に水分が摂れる
    • 母乳以外のものでも安心して眠れるようになった
  • ママ側のサイン
    • 仕事への復帰
    • 次の子どもの妊娠
    • 授乳による心身の疲れを感じるようになった

周りの意見や情報に惑わされず、「私たちのペースで決めよう」という気持ちを持つことが何よりも大切です。

赤ちゃんの成長とママの心と体の状態をよく観察し、親子にとって一番良いタイミングを見つけていきましょう。

母乳を卒業する「卒乳」のヒント

卒乳は、赤ちゃんの心の準備も考えながら、焦らず計画的に進めるのが成功のコツです。

急に授乳をやめてしまうと、赤ちゃんが精神的に不安定になったり、ママのおっぱいに母乳が溜まって乳腺炎などのトラブルを起こしたりする可能性があります。少しずつ段階を踏んで、心と体の両方に負担なく卒業を目指しましょう。

以下に、卒乳に向けたステップの一例をご紹介します。

  • ステップ1:まずは日中の授乳から減らす
    お腹が空いたら離乳食やおやつ、のどが渇いたら麦茶など、母乳以外のものに気を向けてみましょう。
    公園で思いっきり遊ぶなど、おっぱいのことを忘れるくらい楽しい時間を作るのも効果的です。
  • ステップ2:寝かしつけの授乳をやめる
    授乳の代わりに、絵本を読んだり、子守唄を歌ったり、背中を優しくトントンしたりと、別の入眠儀式を見つけてみましょう。
    パパに寝かしつけを協力してもらうのも良い方法です。
  • ステップ3:夜中の授乳を減らす
    夜中に起きてしまっても、すぐにおっぱいをあげるのではなく、まずは抱っこや白湯などで落ち着かせてみましょう。
    根気が必要ですが、少しずつ朝まで眠れるようになっていきます。

卒乳はお子さんにとって、ママから自立するための一つの大きな成長です。

寂しい気持ちもあるかもしれませんが、「大きくなったね」とたくさん褒めてあげながら、親子の新しい関係を築いていくステップと捉えて、前向きに進めていけるといいですね。

母乳育児で悩んでいる方へ

母乳の出が悪い、赤ちゃんがうまく飲んでくれない、いつまで続けるべきか分からない…。

母乳育児には、本当にたくさんの悩みや不安がつきものです。

「頑張らなきゃ」と一人で抱え込んで、つらくなっていませんか?でも、あなたは一人ではありません。悩んだときは、周りを頼っていいのです。

一人で悩まず相談してみよう!

母乳育児に関する悩みは、一人で抱え込まずに専門家や信頼できる人に相談することが、解決への一番の近道です。

自分一人で考えていると、どんどん視野が狭くなり、不安が大きくなってしまいがちです。

専門家からの的確なアドバイスは具体的な解決策につながりますし、同じ経験を持つ人と話すだけでも「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と心が軽くなるものです。

もしあなたが悩んでいるなら、以下のような場所や人に相談してみてはいかがでしょうか。

  • かかりつけの産婦人科・小児科
    ママと赤ちゃんの健康状態を一番よく知っている先生に相談できます。
  • 地域の保健センターや子育て支援センター
    保健師さんや助産師さんが、無料で親身に話を聞いてくれます。
  • 母乳外来や助産院
    おっぱいのマッサージなど、専門的なケアを受けながら相談できます。
  • 家族やパートナー、先輩ママ
    一番身近な存在です。つらい気持ちを打ち明けるだけでも、心が楽になるかもしれません。

完璧な育児、完璧なママを目指す必要はありません。

少し周りに頼りながら、あなたらしいペースで母乳育児と向き合っていくことが、ママと赤ちゃんの笑顔につながります。

どうか一人で悩まず、気軽に相談の声をあげてください。

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