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「私用のため」じゃダメなのか?有給を取るたびに理由を詳しく聞いてくる上司にうんざりしていた僕が、当たり障りのない「最強の言い訳」を確立して、後ろめたさゼロで休めるようになるまでの話

有給休暇をとるとき、みなさんはすんなり休めていますか?

「私用のため」と書くだけで、笑顔で「いってらっしゃい!」と言ってもらえればいいのですが、世の中そんなに甘くありませんでした。

僕が以前働いていた職場の上司は、有給の申請書を出すたびに、じろりとメガネの奥から目を光らせてこう聞いてくる人だったのです。

上司:「私用って、具体的に何をするの?忙しい時期なんだけどな」

(えっ、プライベートなことまで言わなきゃいけないの…?)

小心者の僕は、毎回心臓をバクバクさせながら、その場しのぎのウソを考えてはヘトヘトになっていました。休むだけなのに、まるで悪いことをしているような罪悪感。そんな僕が、上司の詮索をかわして後ろめたさゼロで休める「最強の言い訳」にたどり着くまでの、リアルな体験談をお話しします。

「私用のため」が通じない!有給申請がただただ苦痛だった日々

メガネの奥で光る目と、ため息まじりの質問

毎週月曜日の朝、オフィスには独特のピリピリした空気がただよっていました。どうしても来週の金曜日に休みたい用事があった僕は、意を決して上司のデスクに向かいました。

「あの、来週の金曜日、有給をいただきたいのですが…」

申請書を差し出すと、上司はキーボードをたたく手をピタッと止め、めんどくさそうに僕を見上げました。

「金曜日ねえ。今、けっこう仕事たまってるよね?…で、理由は?『私用』じゃ分からないよ」

プライベートなことだから言いたくない。そう言えればどんなに楽だったでしょうか。でも、気の弱い僕は「えっと、実家の両親が急に出てくることになりまして…」と、とっさにウソをついてしまったのです。

「ふーん、じゃあ仕方ないか」

上司は不満そうにハンコを押しましたが、僕の胸はズキズキと痛みました。ウソをついてしまった罪悪感と、「なんでここまで言わなきゃいけないんだ」というモヤモヤで、頭がいっぱいになりました。

休日の前日なのに、まったく嬉しくない

せっかく勝ち取った有給。本来なら「明日は休みだ!」とワクワクするはずなのに、僕の心はどんよりと曇っていました。

「もし街の中で上司にバッタリ会ったらどうしよう」

「親が来ているウソがバレたら、なんて言い訳しよう」

そんな不安ばかりが頭をよぎり、休みの日の前日も、当日も、スマホの通知が気になってまったく心が休まりませんでした。これでは、何のために休んでいるのか分かりません。

ある日ひらめいた!上司がそれ以上つっこめない「最強の言い訳」

失敗から学んだ「ツッコミどころのない理由」

ある日、どうしても行きたい大好きなアーティストのライブの日が近づいてきました。当然、また有給をとらなければなりません。

「またあの質問攻めが始まる…今度はなんて言えばいいんだ…」

胃が痛くなるほど悩んでいたとき、ふと気づいたのです。

「役所に行く」や「親が来る」という理由は、聞こうと思えばいくらでも細かく聞けてしまいます。「役所なんて午前中で終わるだろ?」とか「親御さんは何時に着くの?」とか。

上司が「あ、そうなんだ。それなら仕方ないね」と納得せざるを得ず、それでいてこれ以上プライベートに踏み込めないような、絶妙な理由はないか。考え抜いた末、僕はある一つの言葉にたどり着きました。

それがこちらです。

【最強の言い訳カード】
「自宅のエアコン(またはガス・水道)の点検と、修理の立ち会い」

「立ち会い」という言葉が持つ、魔法の力

この理由がなぜ最強なのか、僕なりに分析してみました。

  • 平日の日中しか業者が来ない(土日は予約が取れない、または料金が高い)
  • 自分が家にいないといけない(立ち会いは代理ができない)
  • プライベートな内容に踏み込みようがない(「エアコンのどこが悪いの?」なんて上司も興味がない)

これならいける!僕は次の有給申請で、このカードを使ってみることにしました。

「あ、そう」で終わった!後ろめたさゼロの有給ライフの始まり

上司の反応が劇的に変わった瞬間

有給申請の当日。僕は心の中で何度もセリフを練習し、上司のデスクへ行きました。

「来週の木曜日、有給をいただきたいです。実は、自宅のマンションの排水管清掃と、ガス設備の点検立ち会いがありまして…。どうしても平日のこの時間しか指定できなかったんです」

僕がそう言うと、上司は一瞬「おや?」という顔をしました。しかし、すぐにこう言ったのです。

上司:「あ、そう。立ち会いじゃしょうがないな。前日までに引き継ぎだけやっといて」

あっさりとハンコが押されました。突っ込まれることも、嫌味を言われることもありませんでした。

「やった…!勝った…!」

心の中で叫びました。嘘を大きくついているわけでもなく、誰にも迷惑をかけない。自分だけの正当な理由を手に入れた瞬間でした。

本当の「休み」を取り戻した僕

それからの僕は、この「立ち会い・点検系」の理由をいくつか組み合わせて、上司の詮索をすり抜けるようになりました。もちろん、仕事に支障が出ないように、自分のタスクは完璧に終わらせておくことが大前提です。

上司から「何で休むの?」と聞かれても、もうビクビクすることはありません。

「明日は点検だから、立ち会いをしながら家でのんびり過ごそう」

そう思えるようになり、有給の前の日の夜が、本当にワクワクする時間へと変わりました。自分の時間を自分のために使う。その当たり前の幸せを、僕はようやく取り戻すことができたのです。

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