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初めてのお泊まりデートで知った「彼女のいびき」が想像以上に豪快で眠れなかった僕。ショックを乗り越え、彼女のプライドを傷つけずに対策を切り出して一緒に安眠を手に入れるまでの話

付き合って3ヶ月。ずっと楽しみにしていた、彼女との初めてのお泊まり温泉旅行。露天風呂に入って、美味しいご飯を食べて、これ以上ないくらい幸せな夜を迎えていました。

「明日もたくさん観光しようね」そう言って、同じベッドに入ったときは、心臓がバクバクしていました。しかし、数時間後に僕を待ち受けていたのは、想定外の眠れない夜だったのです。

幸せな夜が一転。静かな部屋に響き渡る「謎の地響き」

深夜の2時。ふと目が覚めました。温泉宿の静かな和室に、何やら「ゴゴゴゴゴ……」という低い音が響いています。

最初は、外の道路を走るトラックの音かと思いました。でも、音がだんだん大きくなります。「ズズー…プハー…ゴゴゴッ!」

まさか、隣で眠る天使のような彼女から…?

恐る恐る、隣で寝ている彼女の方に耳を近づけてみました。すると、間違いありません。音の発生源は、さっきまで「おやすみ」と可愛く微笑んでいた彼女の口元からでした。

(えええっ!?うそでしょ……!?)

普段はおっとりしていて、か弱いイメージの彼女。そのギャップがあまりにも凄まじく、僕は暗闇の中で完全にフリーズしてしまいました。いびきはどんどんスピードアップし、まるで地響きのようです。結局、僕は一睡もできないまま、朝を迎えてしまいました。

傷つけたくない。でも、このままでは僕の体が持たないという葛藤

翌朝、鏡を見ると僕の目は真っ赤。寝不足で頭がズキズキします。一方の彼女は「ふあぁ、よく寝た!」と、お肌ツヤツヤで超スッキリ顔です。

「〇〇くん、眠れなかったの? 顔色が悪いよ?」と心配してくれる彼女に対して、本当のことを言えるはずがありません。

「う、うん、ちょっと枕が変わると眠れなくてさ……」

そう答えるのが精一杯でした。でも、これから先も一緒にお泊まりしたい。そのためには、どうしてもこの問題を解決しなければならないと強く思いました。

プライドを傷つけずに伝えるための作戦会議

大好きな彼女のプライドを傷つけることだけは、絶対に避けたい。もし「いびきがうるさくて眠れなかった」なんてストレートに言ったら、彼女は恥ずかしさで僕と二度と旅行に行ってくれなくなるかもしれません。ネットで検索しても「耳栓をする」などの自分側の対策ばかり。でも、僕は彼女と一緒に解決したかったのです。

悩みに悩んだ結果、僕はひとつの作戦を思いつきました。

魔法の言葉は「僕もいびき、かいてたみたい!」

数週間後、2回目のデート。僕はドラッグストアで購入した「鼻腔拡張テープ」と「快眠アロマ」をバッグに忍ばせておきました。そして、夕食後のまったりした時間に、あらかじめ用意していたセリフを切り出しました。

「実はさ、この前お母さんに『あんたいびきうるさいよ』って言われちゃって。彼女とのお泊まりの時も、うるさくして迷惑かけちゃったんじゃないかって、すごく心配になってさ」

あえて「自分のいびき」を問題にすることで、彼女の警戒心をゼロにする作戦です。

すると、彼女は少し驚いた顔をした後、恥ずかしそうに下を向きました。

「……実はね、私も自分のいびき、気になってたの。この前、うるさくしちゃったかなって、不安だった……」

彼女自身も、心の中でずっと悩んでいたのです。僕はほっとして、彼女の手を握りました。

二人で「快眠グッズ」を試す楽しいイベントに変える

「じゃあさ、今日はお互いのために、これ試してみない?」そう言って、買っておいた鼻腔拡張テープを取り出しました。

「おそろいだね!」と、二人で鏡を見ながら鼻にテープを貼り合いました。その姿がおかしくて、二人で大笑いしてしまいました。さらに、リラックスできるアロマを部屋にシュッとひと吹き。いびき対策を、二人だけの楽しいイベントに変えることができたのです。

★ 今回の気づきとポイント

・相手を責めるのではなく「自分の悩み」として共有すること
・対策を恥ずかしいことではなく、二人で楽しむゲームにすること

その夜、テープのおかげか、彼女のいびきは驚くほど静かになりました。たまに「スー、スー」と小さな寝息が聞こえるくらいで、僕は朝までぐっすり眠ることができました。

短所だと思って隠したくなることも、伝え方ひとつで、二人の絆を深めるキッカケになるんだと実感した体験でした。

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