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『次のデートどこ行く?』に毎回『どこでもいい』と答える彼女。投げやりな態度にモヤモヤしていた僕が、その言葉の裏にある『本当の望み』に気づくまでの話

毎週のように繰り返される、週末前のメッセージのやり取り。僕が「今週の土曜日、どこに行きたい?」と聞くと、彼女からは決まってこの言葉が返ってきました。

彼女:どこでもいいよ!〇〇君の行きたいところで!

最初の頃は「僕に合わせてくれているんだな」と嬉しく思っていました。でも、付き合って1年が過ぎてもずっと同じ返事。次第に僕の心の中には、モヤモヤとした暗い影が広がっていきました。
デート、めんどくさいのかな…
「僕と一緒にいても、本当は楽しくないのだろうか」
そんな不安とイライラが、僕の心を少しずつ蝕んでいったのです。

「どこでもいいよ」と言われるたびに、胸がチクチク痛んでいた日々

ある週の木曜日、いつものように「どこでもいい」と言われた僕は、必死にネットで検索を始めました。仕事で疲れている体を奮い立たせ、流行りのカフェや話題のデートスポットを何時間も探したのです。
「これだけ準備すれば、きっと喜んでくれるはず!」
そう自分に言い聞かせながら、土曜日を迎えました。

せっかく見つけたカフェでも、浮かない顔の彼女

やっとの思いで予約した、行列ができるおしゃれなイタリアン。しかし、席に着いた彼女は、メニューをパッと見ただけでこう言いました。
「何でもいいよ、〇〇君が決めて」
その時の彼女の表情は、どこか冷めていて、楽しそうには見えませんでした。せっかく頑張って探したのに、投げやりな態度をとられたように感じて、僕の心はズキンと激しく痛みました
どうしていつも他人事なんだろう…
せっかくの美味しいパスタも、その日はまったく味がしませんでした。帰り道の車内は、重苦しい沈黙が支配していました。

土曜日の大雨の中で、ついに溢れ出た本音

そんなモヤモヤが限界に達したのは、梅雨の時期のデートでした。外は大雨。行く場所に困った僕は、車の中で再び「どこに行きたい?」と問いかけました。
彼女の口から出たのは、やっぱりあの言葉でした。
「どこでもいいよ」
その瞬間、僕の中で張り詰めていた糸がプツリと切れました。
どうしていつも『どこでもいい』なの?少しは自分で考えてよ!
思わず強い口調で言ってしまいました。怒りに任せて言ってしまった後、激しい後悔が襲ってきました。車内には、ワイパーの音だけが虚しく響いていました。

彼女の涙と、思いがけない言葉

彼女はうつむいたまま、しばらく沈黙していました。そして、静かに涙をこぼしながら、震える声で話し始めたのです。

彼女:「ごめんなさい…。前に私が『あそこに行きたい』って言ったとき、〇〇君、すごく疲れた顔をしてたでしょ?遠出をして、渋滞に巻き込まれて、〇〇君がしんどそうにしてるのを見るのが、私、すごく辛かったの…」

彼女の言葉に、僕はハッとしました。
「だから、〇〇君が一番楽な場所にしてほしくて…私は本当に、〇〇君と一緒にいられるなら、本当にどこでも幸せだから『どこでもいい』って言ってたの。投げやりに言ってたわけじゃないの…」
彼女の涙を見て、僕は自分の浅はかさに胸が締め付けられました。彼女は僕を困らせていたのではなく、僕の体を気遣い、大切にしてくれていたのです。それなのに僕は、自分のプライドばかりを優先して、彼女の優しさを「手抜き」だと決めつけていました。

彼女が本当に望んでいた「本当の居場所」

彼女が本当に求めていたのは、豪華なデートスポットでも、インスタ映えするカフェでもありませんでした。「僕が無理をせず、2人で笑顔でいられる時間」こそが、彼女の本当の望みだったのです。
それに気づいた僕は、彼女の手を握りしめ、心から謝りました。
「気づけなくてごめんね。僕を気遣ってくれていたんだね。これからは、もっとたくさん話をしよう」
彼女は涙を拭って、コクンと頷いてくれました。雨の日の暗い車内が、少しだけ温かい空気に包まれた気がしました。

選択肢を出すようになってからの僕たち

それからのデートの誘い方を変えました。「どこに行きたい?」と丸投げするのではなく、2人で無理なく楽しめる選択肢を出すようにしたのです。
「今週は疲れてるから、近くの映画館か、おうちでゆっくり過ごすの、どっちがいい?」
そう聞くと、彼女は嬉しそうにこう答えてくれるようになりました。
「おうちで一緒に映画を観たいな!」

今回の気づきPOINT:
相手の言葉を表面だけで受け取らず、その奥にある「思いやり」に目を向けることで、2人の絆はもっと深まります。

助手席で見せてくれる彼女の満面の笑顔が、今の僕にとって何よりの宝物です。

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